就職活動や転職活動で顔採用はあるのか!?
結論、ないとはいいきれません。
就活やインターンシップの準備でES(エントリーシート)に添付する証明写真がありますが、この写真の出来栄えで合否の判定が決まる事はありません。と言いたいところですが、あるかもしれません。
というのも、あまりに不誠実な写真がたまにあるからです。これはウケをねらっているのだろうか?と思わせるような写真もあります。転職は特に酷い。言い換えると顔採用というより、どのような証明写真を準備するかで不採用はあると思います。
まだ就活やインターンシップに対して意識の低い時期、例えば3年の春なんかは就活の年だなぁと頭の片隅にあるだけで、企業のエントリー開始までは時間があるので油断しがちです。ところがサマーインターンに参加するには遅くても7月にはハードとソフト両方の準備が必要なので証明写真で不採用にならないように、下記の「証明写真の大切なポイント」をしっかり読んで準備してください。
インターンシップも就活本番もESは言わば書類選考になりますので、ここに書かれた文章と写真で面接に呼ばれるか否かが決まります。サマーインターンは長期のところが多く、企業側もこの時期に意識の高い学生さんには大変興味を持ってくれるはずです。ESの書き方などは、大学のキャリアセンターや専門のサイトに任せて、ここでは証明写真で意識高く見られる方法を考えてみましょう。
証明写真の大切なポイント
証明写真で大切なポイントは誠実、清潔、健康が表現されて、プラス少しの笑顔があれば完璧です。
ではその誠実、清潔、健康を写真でどのように表現していけば良いか解説してみたいと思います。
まず誠実さの表現ですが、誠実さは首元のVゾーンで決まります。男性も女性も糊の効いたシャツをジャストサイズで着こなすのがポイントです。襟周りが大きすぎてプカプカしてたり、一番上のボタンが閉まらないほど窮屈なシャツを着るとだらしなく見られます。
次に清潔さの表現は、ヘアセットや肌の調子を整えます。男性も女性もヘアセットは前髪が目にかからないようにして、全体的にコンパクトにまとめスッキリ見せる事をお勧めします。肌の調子が悪い時はメイクでカバーしてあげるか、肌修正のレタッチが有効です。
最後に健康の表現ですが、肌の色、頬や唇の血色、目の輝きなどがあげられます。いずれもメイクや肌修正レタッチでほとんどが解決します。女性は普段からスキンケアをされている方が多いと思いますが、男性はだいたい血色があまり良くは写りませんのでメイクは特に男性にお勧めです。
第一印象は3秒できまる
人の印象は3秒で決まると言われています(諸説あります)。そして好感度を判断する基準として言葉、外見、音声がありますが、外見は全体の55%を占めており好感度の多くをこれで測られています。
これは実際に初めて対面する時のお話しなので、ES(エントリーシート)にそのままは当てはまりませんが、対面するのと違って音声がありませんので余計に外見(写真)と言葉(ESの内容)は重要です。
証明写真をはじめ面接のためにも、人は見かけの印象だけで判断されやすいので就活やインターンシップもビジュアル戦略が必要ですね!
脱線しますが、フォトスタジオや就活専門の写真館などに行くとこのビジュアル戦略を駆使して撮影していくのですが、これはご自分の好みとは別物だと思ってください。もし自分はオレンジ系が好きだったとしても、プロのメイクさんはピンク系が良いと判断したら、そちらがあなたの就活には良いと判断したからです。相談しながらのメイクになると思いますが、短い時間であなたの事を思い誠実、清潔、健康を表現しようとしているのです。
セルフィーのチェックポイント
もしセルフィー(自撮り)で撮るなら上記のことを踏まえて
- ジャストサイズのスーツ、シャツを準備する。
- 美容院、散髪に行く。
- メイクで顔色を良くする。
- 印象良く見えるように軽くほほ笑む。
こんなところでしょうか。細かいカメラの設定や撮り方は、「スマホのインカメラで撮ったものは証明写真で使えるか」をご覧いただくと更に細かく書いてあります。ざっくり申し上げると
- 白背景で顔に影が出来ないところを探す。
- 出来るだけセンターに鼻筋を持ってくる。
- 余計なところを写さない(広く撮らない)。
こんな感じです。
本当は、写真の出来で不採用なんて事にならないためにもプロのヘアメイクさんとプロのカメラマンに撮ってもらうのがベストですが、お住いの条件や時間などの理由でそれが叶わない場合もあるかもしれません。その時は精一杯やった感をしっかり出してプラス、誠実、清潔、健康を意識してやってみてください。